すわことりっぷ *swako meets people*

25 years old * OL baseball/diving 旅と旅先の出会いを綴っていきます

9.11から18年。

 

 

 

当時、私はまだ7歳。

テレビで生中継している時は寝ていたし、

次の日にニュースでその映像を見ても、映画か何かの映像としか思ってなかった。

 

学校で先生がその話をしていたのかすら覚えていない。

自分にとっては関係のないことなんだと思っていたのかも。

 

物心ついてから家族旅行でハワイに行った時、

ペットボトルの水は機内に持ち込めないと言われた。

その時は理解できなかったけど、「それが当たり前」なんだと思っていた。

 

でも大きくなってから、

そのルールは9.11が起きてからできたものだと知った。

 

野球場やライブ会場などで行われる荷物検査。

それが厳しくなったのも9.11以降だし、

戦争とはまた別の「テロ」への恐怖心が

世界を包んだきっかけは、あの日だったんだと思う。

 

日本ではその前に地下鉄サリン事件があって

その時の恐怖を思い出した人もたくさんいるかもしれない。

 

私はこのテロについて、ドキュメンタリーや映画でしか知ることができなかった。

7歳の自分にもっと理解力と記憶力があって欲しかったと何度も思ったけど、

時が経ってからでも当時のことを知った時はショックだった。

 

6年前、初めて自分の目でその場所を見に行った。

Ground Zero

f:id:swako23:20190928164418j:plain

 

第一印象は、大きくて、そして吸い込まれそう。

犠牲になった方々の名前が一周して掘られている。

名前を見るだけでも心が傷むけど、日本人の名前を見つけた時は泣きそうになった。

 

知らない人だけど、でも同じ人として。

彼らには1ミリも罪はない。

ただここで、いつものように働いていただけ。

悲しいや悔しいなんて言葉では足りない、心の叫びがここに集まっている気がした。

 

 

6年前は、このメモリアルがあるだけだった。

それから付近の開発が進み、今では新しいWorld Trade Centerが建っていた。

f:id:swako23:20190928165357j:plain

 

ものすごい存在感だった。

テロには屈しない。

そんな佇まいだった。

 

Enpire State BuildingやRockefeller Centerよりもこの街を象徴している。

テロが起きた18年前から、初めてここに来た6年前から、

随分時が経ったんだなと思った。

 

この街はやっぱり世界の最先端で、止まることはないんだと。

ずっと変わり続ける。それがニューヨーク。

 

ここを訪れた人は心なしか、笑顔が少なかった。

本当は記念にメモリアルを観光目的で来ただけかもしれないけど、

そこにいたのは神妙な面持ちで並んだ名前を見つめる人たちばかりだった。

 

 

「You don't know if your choice is right or not cuz you don't know what will happen, but you have to enjoy every single moment. Life is short.」

 

3年半前、ある時期にゼミの先生がこんなことを言っていた。

授業中に泣くことがあるとは思ってなかった。

 

あのテロで犠牲になった人たちの分まで、

私たちはこれからの全ての瞬間を、全力で楽しみたい。