夏の朝のセントラルパーク。
記憶の中のセントラルパークは、雪に覆われた真っ白な公園。
East Upper SideからWest Upper Sideへと公園を横切るのに
雪が冷たすぎて靴の中で足が凍えるほどだった。
それが一転、9月のセントラルパークは緑に溢れていて、朝からとても活動的だった。
今回の旅で泊まったのは、どこに行っても利用しているHosteling International。
103st. stationから1ブロック超えたところにある。
ニューヨークのHosteling Internationalはスタッフが優しくて好きだった。
すごく綺麗なわけじゃないけど不潔なイメージもなく、可もなく不可もない感じ。
そこから徒歩10分ほどのところに、セントラルパークはある。
朝7時に、ゴープロ片手に公園へ向かうと、
既にランニングを始めてる人たちがいた。
ランニングコースとバイクコースで分かれていて、
どちらを使う人も一日の始まりを広大な公園で迎えていた。
私も夢のセントラルパークランニング。
セントラルパークプッシュアップ。
毎日こんな素敵な朝を過ごせたら、どんなに人生が豊かになるだろう。
ここの公園でお気に入りの光景が、これ。
いくら最近のニューヨーカーがヘルシー志向とは言っても、
ベビーカーを押してまでランニングする人がいるとは想像していなかった。
この女性だけでなく、この朝だけでも他に2人ほど発見したから、
たぶん天気のいい日はもっとベビーカーランナーが走ってるんだと思う。
自分も子供も大切にしているのがこの一枚に表れているようにも見える。
犬を連れてる人もとても多かった。
やっぱりアメリカは大型犬が多いから、
朝の余裕のある時間帯に大きな公園で思いっきり遊んであげるのが彼らの愛情。
この子は2歳のスージーちゃん。
人見知りもせず、私の投げるボールを何度も取りに行って戻って来てくれたgood girl。
戻ってくるのがかわいすぎて何度も投げさせてもらった。
彼女と遊ばせてくれたおじさんにも感謝。
この街には忙しなくてちょっとそっけない人と、
アメリカならではの大らかな心を持った人が入り混じってる。
こういうおじさんに会うと、アメリカ好きだなーっていつも思う。
セントラルパークでトレーニングするのが、ずっと夢だった。
どこかの公園でやりたいと思ってたけど、やっぱり一番はこの公園だった。
またここで1時間ぐらいランニングしたい。
でも天気のいい日にラウンドラグを敷いてのんびり読書やピクニックも素敵。
ここは、私のアメリカの好きが詰まった公園、セントラルパーク。
ちなみにこの公園を横切ってEast Upper Sideに行くと、そこは高級住宅街。
その中に、有名なレストラン「Sarabeth's」がある。
隣に素敵なマダムがいたので、断って撮らせてもらった。
店内が高級な雰囲気なのでドレスコードが多少あるのかと思いきや、
テニス帰りのような格好の女性が2人いて、ちょっと安心した。
この日のブレックファストはエッグベネディクト。
アメリカの味ではない、シックで落ち着いた味がした。
チップ含めて$26ほどでいただいた。
恥ずかしい話、グルメに興味がない私はこのお店が有名であることも、
東京にもあるということを知らずにここで楽しんでいた。
帰国後東京駅でSarabeth'sが目に入って二度見したほど。
本店はおそらくWest Upper Sideの方だけど、ここも素敵だった。
セントラルパークでたくさん体を動かした後は、
お腹いっぱい胸いっぱい食べるのも、悪くないかもしれない。