すわことりっぷ *swako meets people*

25 years old * OL baseball/diving 旅と旅先の出会いを綴っていきます

夏のPennsylvania。

 

 

この1週間で訪れたのは、ニューヨークだけではない。

ニューヨークからAmtrackで約3時間、もしくはmegabusで1回乗り継いで約4時間半。

お隣の州、ペンシルバニア州へこちらも6年ぶりの訪問。

 

ここに来た理由はただひとつ。

愛しのホストファミリーに会いに来た。

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6年前ホストファミリーと出会ったのは、CIH (Christmas International House)と呼ばれる

クリスマス休暇中の2週間ホームステイできるというプログラム。

christmasih.org

 

留学していた学校のアドバイザーが勧めてくれて、

一緒に留学していた日本人学生はほとんどこれに参加していた。

 

私がホームステイしたのは、ペンシルバニア州のランカスター (Lancaster)。

そこを選んだ理由は、"ホワイトクリスマス"を体験したかったから。

それも学校の寮ではなく、伝統的でアットホームなクリスマスを。

 

想像通りランカスターに着いた時は辺り一面雪。

これはついに夢が叶うと思っていたら…。

12月25日クリスマス当日。

なぜか、この日だけ暑くなった。

コート無しで外に出れたし、前日まで積もっていた雪はall gone。

ホワイトクリスマスは結局お預けに…でも伝統的なクリスマスを過ごさせてもらって

この家での2週間の滞在はとても楽しかった記憶しかない。

 

 

最近、留学仲間でそれぞれのホストファミリーに再会したという話をちらほら聞いて、

なんだか私も会わなくてはいけないような気がしていた。

それにニューヨークは一人旅。

きっとどこかで知り合いとたくさん喋りたくなってくるだろうと。

 

そこで6年ぶりにホストファミリーに連絡を取り、

3日間のステイの快諾をいただいた。

 

 

往路はAmtrak

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ニューヨークのPENN stationから643便に乗り、Lancaster stationへ。

PENN stationはハブ空港ならぬハブ駅みたいになっていて、

色んな線がここから出ているので乗り換えする人がたくさん。

ちなみにJFK空港で降りた人も、マンハンたんへメトロ移動の場合はまずここを目指すと思う。

Amtrak乗り場は「Amtrak」と書かれた案内に従って進めば辿り着くので、

あとは自分の乗る電車の番号だけ間違えないように、要注意。

 

 

 

ビルが立ち並ぶ大都会から景色が一転、

あっという間に田舎の景色になった。

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Amtrakの車内にはWiFiが通っているけれど、

どういうわけか私のiPhoneは全然繋がってくれなかった。

だから、到着予定時刻を過ぎてもランカスター駅に着かなかった時は

違う方面に乗ってしまったかと焦った。

WiFiが繋がらなくて自分の居場所さえ分からなかった。

でも車掌さんが回って来て切符を切っているんだから問題ないと気分を落ち着かせ、

結局予定から30分も過ぎて駅に着いた時は「戻って来た」と感じた。

 

 

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降りる人は多かったけど、小さくて可愛い駅。

外観を撮る余裕がなかったのが残念。

 

 

ロータリーでホストマザーと感動の再会。

相変わらずおおらかで明るくて大きな女性!

ホストマザーとしてこの人以上にふさわしい人はいるのだろうか。

 

駅の近く、彼女のお気に入りのコーヒー屋さんでランチ。

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落ち着いた雰囲気のカフェでとてもヘルシーなランチスペチャルをチョイス。

ヘルシーなのはいいんだけど…アメリカンサイズにもほどがある。

ほとんど野菜なのにお腹に入り切らなかった。

この日はしなかったけど、アメリカのレストランは食べきれなかった時に

ボックスをもらってお家に持って帰って食べる人がけっこういる。

日本もそれが当たり前になればいいのに…と昔からずっと思っている。

 

 

 

ペンシルバニアにこんなに緑が多いなんて知らなかった。

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雪に覆われた姿しか見たことのなかったこの街。

とにかく広大な農場や牧場が辺り一面にあって

留学先の田舎を思い出させてくれるような場所。

ニューヨークでひたすら人混みだったのに比べて、とても落ち着く。

 

中でもお気に入りが、道端に突然現れる野菜たち。

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全部、自分の畑で作った新鮮な野菜を家の前で無人で販売しているもの。

お金をバスケットに入れて、野菜をゲット。

地域の人を信頼しているからこそできることで、

「これが好きなの」って嬉しそうに購入するホストマザーが好き。

 

ちなみにやっぱり野菜もアメリカンサイズ。

ちゃんとすごく甘いのにすごく大きくてとてもリーズナブル。

ニューヨークでもそうだったように、アメリカではオーガニックの文化が進んでいる。

時間もコストもかかるけど、農家の人たちはできるだけ無添加の食物を育てようとしているとのこと。

実はホストマザーは小麦粉アレルギーで、こういう体に気を使った食材によく惹かれる。

 

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中にはちゃんと市場として場所を設けていて、

様々な種類の野菜を売っているところもある。

 

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ここはアーミッシュの方々が開いている市場。

アーミッシュについては他の記事で後述するが、私がここを好きな理由の一つでもある。

 

市場って見ているだけでなんだかワクワクする。

これでどんな料理を作ろうかな…これはどんな味がするんだろう…

調理しなくても生で食べたり茹でただけで絶対美味しい。

こうして野菜をひとつひとつ売っているところを見ると、そう思えるのがいい。

 

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ちなみにこの日出会った野菜たちは、

ホストマザーの腕によってとても美味しいディナーへと変わった。

 

何を食べても美味しい。自然の甘さ。

こんな毎日を送ってるからこそ、ホストマザーはいつも幸せそうなんだろうなあ。

 

 

冬では見られなかった、夏のペンシルバニア

この時期にここに来ることを決めてよかったと思った。

とても気分が明るくなる街だった。

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